2026年5月20日、SpaceXが米証券取引委員会(SEC)に提出したIPO目論見書(FORM S-1)の中で、AnthropicがSpaceXのスーパーコンピュータ「COLOSSUS」を使うために毎月12億5000万ドル(執筆時点で約1987億円)を支払う契約を結んでいることが判明しました。
何が起きていたのか:計算リソースの枯渇
2026年4月ごろから、Claudeの利用制限が急に厳しくなったと感じたユーザーが増えていました。Claude Codeや各種エージェント機能の普及で需要が急増した一方、インフラが追いつかなかったのが原因です。Anthropicは2026年5月6日にSpaceXとクラウド利用契約を締結し、「22万基のGPUパワーを1カ月以内に確保する」と宣言していました。
契約の主な条件
- 月額:12億5000万ドル(約1987億円)
- 対象インフラ:SpaceXのスーパーコンピュータ「COLOSSUS」および「COLOSSUS II」
- 解除条件:いずれかの当事者による90日間の通知で解除可能
- 知的財産権:AnthropicがコンテンツとAIモデルの所有権を保持
規模感を理解する
月12億5000万ドルを年換算すると約150億ドル(約2兆4000億円)。Anthropicの年間収益ランレートは2026年5月時点で440億ドルと報告されており、売上の約34%をコンピューティングコストに充てる計算になります。
ユーザーへの影響
Anthropicが22万基のGPUを追加確保することで、短期的にはClaudeの利用制限緩和が期待されます。ただし契約は「90日間の通知で解除可能」という条件がついており、長期的な安定供給については継続して注視が必要です。
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